地上にある地下の排煙施設

昨日に続き、今日も道路に注目…と思ったのですが、これはさすがに、注目しなくても気づいてしまいますよね。

 

 

キノコのように地面からちょこんと突き出ていて、側面には網が張られています。「地下排煙口」という名前の通り、火災の時などは、きっとここからモクモクと煙が出てくるのでしょう。

 

日本には地下道や地下鉄がたくさんありますが、このような物体を見たのは初めてです。

 

早速、「池袋駅西口 地下排煙口」で検索をしてみたのですが、これがいつ、どのような目的で、なぜここに設置されたのか…という情報は見つからず。

 

とはいっても、ここで引き下がってしまっては、建設好きの名がすたるというもの。

せっかくなので、地下鉄の排煙設備について調べてみました。

 

排煙設備については、建築基準法と消防法に規定がありますが、駅は特殊な建物で、改札外は建築基準法、改札内は消防法の規制を受けています。

 

引用:

https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/hp-yobouka/fukugouterminalanzen/2303_3.pdf

 

なお、地下鉄道の火災対策については各市区町村で指導指針が出されていますが、たとえば大阪市では排煙設備について以下のように記載されています。

 

(1) 駅及び駅間には、旅客が安全に避難できるよう必要に応じて排煙を有効に行える設備を設けること

排煙設備の必要排煙量等については、「鉄道に関する技術上の基準を定める省令等の解釈基準の一部改正について」(平成 16 年 12 月 27 日付け国鉄技第 124 号)別紙第7により算出すること

イ 排煙設備は、機械換気設備を兼用することができる。

ウ トンネルの縦断線形により自然換気口によってもトンネルの排煙効果が十分期待できる場合は、排煙機を設けないことができる。

電源を必要とする排煙設備には、非常電源を附置すること

 

引用:

https://www.city.osaka.lg.jp/shobo/cmsfiles/contents/0000213/213007/2-1.pdf

 

池袋駅西口にある地下排煙口も、おそらく、消防法、建築基準法、またはそれに準ずる指導指針に基づき、設置されたものだと考えられます。

 

法律上ではかなり細かいルールがあり、びっくりしてしまいますが、人命を守るためといえば、当たり前のことですね。改めて、安全な建築物をつくることの重要性に気づかされました。