櫓に住んでる、小さな小さな落語家さん

東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅の7番出口を出て、ぱっと顔を見上げると、なんとも可愛らしい櫓(やぐら)が立っています。

 

洋風のアナログ時計と、江戸の町並みや人々の暮らしが描かれた絵のアンバランスさに惹かれて写真を撮っていると、初老の優しそうな紳士が声を掛けてくれました。

 

「もうすぐ、おもしろいショーが始まるよ。」

 

こう言われたらもう、見るしかないですよね。

 

3分ほど待って、ちょうど17時。音楽と一緒に真ん中にあった緞帳(どんちょう)がゆっくりと開きます。中から出てきたのは、小さな小さな落語家さん。

 

 

からくりが手を動かしたり、3方向に回転するのに夢中になってしまうのは、建設好きな私の血がそうさせるのでしょうか。動いているものや、変わったものを見ると、どうしても仕組みが知りたくなってしまうんですよね。

 

肝心の小咄の内容は、「人形町の由来」。人形町は江戸の昔、庶民の間で大人気だった人形芝居を作る人や人形を操る人形師がたくさん暮らしていたことから、人形丁と呼ばれて親しまれていたそうです。

*参考:

http://www.ningyocho.or.jp/contents/charm/history.html

 

今回見たのは「江戸落語からくり櫓」というもので、人形町にはもうひとつ「江戸火消しからくり櫓」があるそうです。また別の機会に、こちらもご紹介したいと思います。