駅のホームにバス停の記号!?

今週のブログ記事はここまで、すべて新しくなった渋谷駅の話題でした。というわけで、金曜日の今日も「駅」に関する豆知識をご紹介したいと思います。

 

まずは、こちらの標識をご覧ください。ホームの頭上にある標識です。

 

 

一番最初に頭に思い浮かんだのが、バス停の地図記号。

 

 

そっくりですよね?

 

とはいっても、駅のホームにある以上、バス停の標識でないことはたしかです。

そこで調べてみると、正式名称は「軌道回路境界位置目標」だということがわかりました。

 

なんだか小難しい名前ですが、いったいどんな目的で設置されているのでしょうか?

 

さらに調べを進めたところ、「電車がオーバーランしてしまった場合に、一番後ろの車両がこの標識より前に行ってしまったら、後退できない」ラインを示す標識とのこと。

 

このラインを超えると、車掌さんの判断で電車を後退させることはできず、運転指令に連絡をして後続列車を止める手続きをする必要があります。

つまり、「軌道回路境界位置目標(信号機マーク)」は後続列車が追突しないようにするための標識というわけですね。

 

今回の疑問はすっきり解決!したのですが、駅の標識を調べているうちに、駅の標識がたくさん掲載されたページを発見しました。

 

鉄道標識・サイン

http://www.hoan-supply.co.jp/pdf/product_tetsudo.pdf

 

見たことのない標識もたくさんあるので、ご興味のある方は、ぜひご覧ください。

出会える確率は5%!銀座線1000系の特別仕様車

昨日までのブログ記事で、東京メトロ銀座線渋谷駅の新駅舎をご紹介してきましたが、実は渋谷駅でもうひとつ、ものすごい幸運に恵まれたんです。

 

右と左の車両の違いがわかりますでしょうか?

 

 

車両の内部を見ると、右が白、左はオレンジがかった茶色をしています。

 

右が銀座線1000系車両、左が銀座線1000系車両(特別仕様車)なのですが、これだけだとわかりづらいので、メーカーのホームページを見てみましょう。

 

銀座線1000系車両

引用:

https://www.n-sharyo.co.jp/business/tetsudo/pages/trta1000.htm

 

銀座線1000系車両(特別仕様車)

引用:

https://www2.panasonic.biz/ls/works/building/detail/id/458450000/?building-filter=prefecture&codes[]=13

 

外観もヘッドライトと、車体にオレンジのラインが入っているかどうかの違いだけで、ほとんど同じです。

 

銀座線1000系(ノーマルタイプ)は、東洋初の地下鉄である銀座線の開業時、1927年(昭和2年)につくられた1000形車両を模してつくられた車両で、2012年から運行を開始しています。

 

そういえば1000系のレトロな車両がつくられる前は、01系と呼ばれるスタイリッシュな車両が走っていましたよね。

 

引用:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%96%B6%E5%9B%A301%E7%B3%BB%E9%9B%BB%E8%BB%8A

 

新しい1000系は40編成がつくられたのですが、そのうち最後につくった2編成だけを、外装だけでなく内装も旧1000形をイメージさせる特別仕様にしたそうです。

 

車内を見てみると、ノーマルタイプと特別仕様車には、たくさんの違いがあることがわかります。

 

まずは、内装。ノーマルタイプは白を基調とした明るい車内になっています。

 

 

一方、特別仕様車は木目調のデザイン。心なしかライトの光も優しく、全体的にあたたかい雰囲気です。

 

 

ノーマルタイプの座席は銀座線のカラーであるオレンジで、つり革は、現在主流となっているTA型。

 

 

特別仕様車の座席は深い緑が使われており、木目調の内装とよくマッチしています。ちなみにつり革は、初代1000系のリコ式を模した涙型です。

 

 

特別仕様車ではそのほか、青銅鋳物にクロームメッキ仕上げを施したブラケット(照明器具)や金の取っ手など、細部にまでこだわった内装になっています。

 

 

ちなみに、40編成のうち2編成だけの特別仕様車に出会える確率はなんと5%とのこと。

新年早々、こんなラッキーにめぐりあえるなんて、今年はいいことが起きそうです(笑)。

環境問題を解決するには、小さな行動の積み重ねが大切

先日通りかかった建設現場で見つけた、ロゴマーク。

 

 

大成建設が2011年4月から取り組んでいる「CO2ゼロアクション」のロゴです。

 

CO2ゼロアクションでは、以下の活動を実施することにより、施工段階でのCO2排出量を5%程度削減できるそうです。

 

(1)仮囲い等を利用した環境活動の実施状況の表示(下記のデザインの表示を全作業所に掲示)

(2)事務所・詰所の照明のこまめな消灯

(3)事務所・詰所の冷暖房温度の抑制

(4)雨水・湧水の場内利用

(5)建設機械・車両の日常点検・整備

(6)アイドリングストップ

(7)エコドライブ

 

成果もすでに出始めていて、1990年と比べた場合の施工段階での総CO2排出量削減率は44.7%となっています。

※参考:大成建設ホームページ

https://www.taisei.co.jp/about_us/csr/performance/iso26000/environment/report/

 

そういえば2019年は、スウェーデン出身で16歳の環境活動家、グレタ・トゥンベリさんの国連気候行動サミットやCOP25でのスピーチが話題になりましたよね。

 

しかし、地球の未来を本当に変えていくには、環境問題を「たいへんだなぁ」「なんとかしないとね」と思っているだけではなく、行動をしなければ意味がありません。

 

大成建設が取り組んでいる「CO2ゼロアクション」も、一つひとつの行動をみると、小さくて取るに足らないことのように見えます。ですが、しっかりとCO2排出量の削減という成果に結びついています。

 

会社でも、建設現場でも、そして、自分の家でも。まずは「電気をこまめに消す」など簡単なことから、「地球の未来を明るくする」ために行動したいものですね。

タワークレーンはなぜ紅白に塗られている?

今日は朝から、タワークレーンを2箇所で発見!タワークレーンについては、このブログ記事でも2回ご紹介していますが、何度見ても飽きないんですよね。

 

 

 

平日の昼間だったので、「動くところがみたいな」と思いながらクレーンを見続けていたのですが、ふと、疑問が湧いてきました。

 

なんでタワークレーンのジブ(腕のように伸びている部分)は、すべて紅白に塗られているのでしょうか?

 

他の建設機械は、赤や青、黄色、緑など、いろんな色があるのに、不思議ですよね?というわけで、早速、調べてみました!

 

タワークレーンをはじめ、煙突や鉄塔など、細くて高い建築物には、昼間障害標識(ちゅうかんしょうがいひょうしき)を設置することが、航空法により義務付けられています。

 

第五十一条の二

昼間において航空機からの視認が困難であると認められる煙突、鉄塔その他の国土交通省令で定める物件で地表又は水面から六十メートル以上の高さのものの設置者は、国土交通省令で定めるところにより、当該物件に昼間障害標識を設置しなければならない。

 

引用:電子政府の窓口

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=327AC0000000231_20170530_428AC0000000051&openerCode=1#382

 

さらに、昼間障害標識には、「赤、または黄赤(インターナショナルオレンジ)と白に塗り分けられた塗色」をしなくてはならないというルールがあります。

*高光度航空障害灯か中光度白色航空障害灯(どちらも白色のフラッシュライト)を設置すれば、昼間障害標識は免除されます

 

法律によるものとはいえ、赤と白の塗装は青空に映えますし、空に伸びていく姿はかっこいいもの。タワークレーンについて知るたびに、タワークレーンがどんどん好きになっていっている気がします。

エスカレーターならぬトラベーターって、何?

今日はひとつ、私がへぇ〜!と思った、トリビアをご紹介したいと思います。

 

みなさんご存知の、動く歩道。駅や大きなショッピングモール、空港でも、設置されている箇所が増えてきています。

 

 

ところで、動く歩道を英語でなんというかご存知でしょうか?

今回、写真を撮った動く歩道に書かれていたのが、「トラベーター」という名前です。

*世界共通語はムービングウォーク(movingwalk)で、トラベーターは愛称(または業界用語)とのことです

 

なんだか、聞き慣れない名前ですよね?

 

「トラベーター」と聞いて思い出したのが、エスカレーターです。

 

引用:三菱電機ホームページ

https://www.mitsubishielectric.co.jp/

 

では、そもそもエスカレーターとはどういう意味なのでしょうか?

 

はしごや階段を意味するラテン語「エスカラ(escala)」と昇降機「エレベーター(elevator)」を組み合わせて作られた商標名で、1900年のパリ万国博覧会であまりにも人気が出て普及したため、1905年に商標名を失い、一般名詞となったそうです。

 

一方、トラベーターはというと、英語ではtravatorと書きます。

「トラベル(travel)」には進む、移動するという意味があり、これが語源となっているようです。

 

建造物や構造物、工法などは、難しい専門用語も多いですが、こんな風に関連づければ、楽しく覚えられそうだと思いませんか?

 

週明けから仕事始めという方が多いと思いますので、ぜひ職場でトリビアを披露してみてください!

壁についた白い装置の正体は?

突然ですが、質問です。壁についているこの装置、どんなことに使うかわかりますか?

 

 

ヒントは「女性用トイレにあるもの」。ただし、すべての個室についているわけではありません。

 

壁にくっついているわけではないので、片手ひとつで簡単に広げられます。ちなみに、広げるとこんな感じになります。

 

 

女性の方はピンときたのではないでしょうか?

 

フィッティングボード、または、チェンジングボードと呼ばれているもので、主に女性がストッキングを履き替えたり、赤ちゃんを立たせておくために使う「着替え台」です。

 

実はこれ、すごく便利なんです。

 

ストッキングや靴下を履くとき、家の中なら裸足になれるので、何も困りません。

 

ですが、外出先となると、どんなにきれいなオフィスのトイレであっても、さすがに裸足になるのは抵抗があります。

 

便座に座ったり、片足で不安定な状態になったり、はたまた足を便座に置いたり…さまざまな方法で履こうとするものの、どれもかなりたいへん。

しかもストッキングを伝線したままにはできないので、外出先で履き替えるというシーンがけっこうあるんですよね。

 

でも、このフィッティングボードがあれば、すべて解決!裸足の足を乗せられるので、快適に着替えができるのです。

 

女性に優しいオフィスビル」の記事では、化粧品やポーチなどをトイレに置いておけるちいさなロッカーを紹介しましたが、フィッティングボードも女性に優しい装置のひとつですね。

 

「女性向け」「女性目線」の建物や装置は、今後どんどん増えていきそうです。見つけたらまた、ご紹介させていただきますね。

どんどん進化する仮囲い

昨日に続き、今日も仮囲いのお話です(一度、気になってしまうと、どうしても目がいってしまうんですよね)。

 

これまでこのブログでは、いろんな仮囲いについて紹介してきました。

大きなイラストが描かれていたり、衝突防止のために角の部分がアクリルで透明になっていたり。騒音や振動が表示されたものも、増えていますよね。

 

私が子供の頃は、仮囲いといえば建設計画や作業予定が書かれた看板があるだけでしたが、最近の仮囲いはバリエーションが豊富で、仮囲いだけを見るお散歩も楽しいものです。

 

特に気になっているのが、作業予定がデジタル表示になっているものや、

 

 

デジタルサイネージ(デジタル技術を活用して映像や文字を表示する情報・広告媒体)です。

 

 

デジタルサイネージは、一定の時間が経つと別の表示に切り替えることもできるため、ひとつの画面でさまざまな情報を発信できます。

 

こちらのデジタルサイネージでは、作業予定と周辺マップが交互に切り替わっていました。

 

 

 

映し出す情報や広告の内容、スケジュールはすべてパソコンで簡単に操作でき、修正も簡単です。

 

さらに、

 

・工事の必要性をマンガでわかりやすく伝える

・占い、天気など、役に立つ情報を伝える

・会社や作業員の紹介をして、親近感を持ってもらう

 

…といったコンテンツを作って、近隣住民の方とコミュニケーションを築くツールとして活用している事例もあるのだとか。

 

建設好きのわたしとしては、タワークレーンから見える景色や地下工事の様子などが見たいところですが…いずれにせよ、仮囲いの活用方法がどんどん増えていくのは楽しみですね!

建設現場でのコミュニケーションが事故を防ぐ!

いつものように建設現場の仮囲いの周りを歩いていると、見慣れないものが…。

 

 

水色と白のシールがたくさん貼られています。

何が書かれているか見るために、もう少し近づいてみます。

 

 

水色の円の部分には「SAFETY 10+1」「現場をよく見て 不安全行動を掴み取る」という標語のようなものが書かれ、中心の白い部分には日付と名前が書かれています。

 

建設や建物については、気になったら止まらないのが建設好き。早速調査開始!…と思って、googleで「SAFETY 10+1」と検索してみたのですが、いっこうに情報が見つかりません。

 

というわけで、シールに書かれている内容から、どんな目的で貼られているのか考えてみたいと思います。

 

キーワードは「不安全行動」でしょうか。

 

不安全行動とは、手間や労力、時間やコストを省くことを優先し、安全を阻害する行動をしてしまうこと。

意図的にやってしまったり、知らずにやってしまうこともあります。

 

不安全行動はどの業種、職種でも起こりますが、建設現場では不安全行動が重大な事故に繋がりやすく、特に注意が必要です。

 

では、不安全行動を防止するにはどうしたらいいのでしょうか?

ここでは北野建設の資料から抜粋したいと思います。

 

<不安全行動の防止に効果のある要因>

1.整理整頓の徹底

2.KY(危険予知)などの現場の安全活動

3.作業安全設備の整備

4.作業員同士の交流

5.作業員の健康への配慮

6.所長による頻繁な現場視察

7.事故や労働災害の情報

8.不安全行動をした人の公表

 

引用:

http://www.n-anzeniinkai.com/wp-content/uploads/2014/07/fuanzenkoudoH25.-2.pdf

 

これを見るとほとんどが、声をかけたり注意を徹底したりなど、現場で作業する人がしっかりとコミュニケーションを取ることで、改善ができそうです。

 

「SAFETY 10+1」では、こうしたことが徹底されているのかをチェックしているのかもしれないですね。

 

ちなみに私が見た仮囲いで工事を行なっていたのは、竹中工務店だったのですが、厚生労働省が推進する「あんぜんプロジェクト」のメンバーにもなっていて、以下のような取り組みを行っています。

 

 

引用:厚生労働省「あんぜんプロジェクト」

https://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzenproject/member/takenaka-tokyo/index.html

 

現場でのコミュニケーションが増えれば、安全への意識が高まり、事故を未然に防ぐことにも繋がりますし、職場も明るくなるはず。

ぜひ、こうした取り組みが広がってほしいですね。

建設現場のセキュリティ強化で犯罪を未然に防止

久しぶりに建設現場の仮囲いの周りをゆっくり歩いてみると、少し奥まったところに扉を発見!

 

 

なんでわざわざ奥まったところに…と思ったのですが、「歩行者に注意!!」と書かれているのを見て、納得。

扉を開けたときに歩行者にぶつからないよう、わざと奥まった場所に扉をつけているのですね。

 

さらに近づいてドアをよく見てみると、ダイヤル錠がついています。

 

 

しかも、通常の鍵とダイヤル錠の二重ロック。セキュリティに細心の注意を払っていることがわかります。

 

このことを建設会社に勤める父に話すと、「昔は、事務所のキーボックスや仮設トイレの中に隠している現場もあったなぁ。」とのこと。

 

となると、昔は窃盗が少なかったのかな?と思って調べてみたのですが、侵入窃盗の件数は2002年が338,294件に対して2016年は76,477件。約15年前は今の4倍も窃盗が発生していたんですね。あまりの多さにびっくりです。

 

つまり、防犯カメラや鍵をつけるなどのセキュリティ意識の高まりによって、犯罪が減ったというわけ。たしかに、きちんと施錠されていれば、「盗みに入ろう」という気持ちは、ほとんどなくなりそうです。

 

ちなみに建設現場でのセキュリティもどんどん強化されていて、国や地方自治体が使う建物の新築や改修工事の場合、作業する人全員にICカードが配布されて二重、三重のチェックをすることもあるのだそうです。

 

情報や資材を守るだけでなく、犯罪を生まないためにも、建設現場のセキュリティは必要なのですね。

電気工事のカイゼン!

知人の家に行った際に窓から見えたのが、こちらです。

 

 

トラックから伸びたアームの先にある箱に人が乗って、電柱や電線の工事をしているという、よく見る光景です。

 

しかし、実際のところは、なんの工事をしているのでしょうか?

工事の案内看板には「電気設備の取替工事を行なっています」との文字が書かれていますが…これだけの情報では、よくわかりません。

 

気になり出したら、答えがわかるまで止まらないのが建設好きです。というわけで、さっそく調べてみました!

 

工事をしている付近を見ると、トラックの荷台に柱上(ちゅうじょう)変圧器があります。

*柱上変圧器については、以下の記事で説明していますので、ぜひご覧ください!

長い?短い?電気の旅

 

 

つまり、電気設備の取替工事=柱上変圧器の取替工事というわけですね。

 

ちなみに柱上変圧器は、東京電力だけで252万個、電力会社10社合計で1,000万個以上もあります。

 

しかも、柱上変圧器は一度つければいい、というものではありません。定期的な点検だけでなく、寿命がくる前に交換することが必要です。

 

柱上変圧器の寿命は30年と言われていますが、これだけ数が多いと、交換しなくてはならないものも膨大な数ですよね。東京電力では、今後10年間で60万台の交換が予定されているそうです。

 

取替工事についてさらに調べてみたところ、東京電力では取替工事の作業を見直すことで、作業時間・停電時間を短縮する取り組みを行っているとのこと。

 

①作業分担を明確にする、②地上作業員を有効活用にすることで、これまで4人で69分かかっていた作業が、なんと3人で14分50秒にまで短縮できたそうです。

 

*改善の経緯は以下の記事で詳細に書かれています

http://www.tepco.co.jp/challenge/cost_reduction/report_14.html

 

「カイゼン」といえばトヨタが有名ですが、どんな仕事でも改善できることはあるのかもしれないですね。私も早速、自分の仕事を見直して、カイゼンしてみようと思います!