建物と道路情報板の意外な共通点

突然ですが、下の写真の看板のことをなんと呼ぶか、ご存知でしょうか?

 

 

渋滞や事故、気象情報などが表示されるもので、よく見てはいるものの名前がよくわからない!という方も多いのではないでしょうか。

 

実は私も、今回調べてみて初めて知ったのですが、「道路情報板」という名称がついているそうです。

 

なお、道路情報板は、

・警察が設置するもの

・道路管理者(都道府県やNEXCOなど)が設置するもの

…の、2種類があります。

 

警察が設置するものにはもちろん細かい基準があるのですが、道路管理者が設置する道路情報板にも、「道路情報表示装置」として仕様が定められています。

 

・NHL形:3色表示タイプ

※引用:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%9D%BF

 

*国土交通省による仕様書

https://www.mlit.go.jp/tec/it/denki/kikisiyou/touitusiyou_02NHLjouhoubanH2807.pdf

 

・HLM形:15色表示タイプ

※引用:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%93%E8%B7%AF%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%9D%BF

 

*国土交通省による仕様書

https://www.mlit.go.jp/tec/it/denki/kikisiyou/touitusiyou_03HLMjouhoubanH2807.pdf

 

文字の色はもちろん、字体や1文字当たりのサイズまで細かく決められているので、製造メーカーはたいへんだろうな…と思ったのですが、よく考えてみれば、当たり前ですよね。

 

道路情報は、人命にも関わるもの。読みづらい、文字が霞んで見えないということは、万が一にもあってはならないことです。

 

建物とはサイズも役割も違いますが、寸分の違いもなく作らなくてはならないのは同じなんですね。思わぬところで共通項を発見して嬉しくなりました。

超ハイテク!機械式地下駐輪場「エコサイクル」

行動範囲を広げたい!と思い立って自転車を購入したものの、東京は土地が少ない&高いので、自転車置き場が少ないのが悩みの種。

 

そんな時に見つけたのが、都が運営している機械式の地下駐輪場です。

 

駐輪場というと、広いスペースに自転車がずらりと並んでいるイメージですが、この駐輪場はビルの一階に小さな入り口があるだけ。

 

下の写真のレール部分に自転車を置いて、扉のようになっている部分に押し当てると自動で扉が開き、地下に格納してくれるのだそうです。

 

こんな風に言われたら、建設好きとしては、仕組みを知りたくなってしまいますよね!?

 

 

機械の上部をみると「エコサイクル」という文字が見えます。どうやらこれが、装置の名前のようです。

 

 

さっそく調べてみると、株式会社科研製作所という会社が開発した技術で、1基あたり200台もの自転車を収容できるのだとか。

(偶然にも、以前にご紹介したサイレントパイラーを作っているのと同じ会社でした!)

 

ちなみに、200台の自転車を平置きにすると、25mプールほどの広さが必要だそうです。

 

さらに自転車は内部の密閉された空間に収容されるため、盗難の心配もありません。

 

引用:

https://www.giken.com/ja/products/developments/eco_cycle/

 

省スペースで、盗難の心配もなく、放置自転車問題も解決できる、まさに一石三鳥の駐輪場というわけですね。

 

東京都内を中心とした公営の駐輪場で多数の導入実績があるようなので、興味のある方はぜひ、探してみてください!

※納入実績

https://www.giken.com/ja/products/developments/achievements/

 

なお、Web上で公開されている動画では、自転車を出し入れする様子を見ることができます。特に入出庫の瞬間は圧巻!こちらもぜひ、合わせてご覧ください。

https://youtu.be/xIzZIfxnmEc

 

東京の夜の新名所

このブログ記事を書いている時点では、まだ梅雨明けは発表されていないのですが、暑くなってきたので水辺へ。

 

今日は日本橋から隅田川へ向かいます。

 

なぜ隅田川なのか?というと、「橋」を見るため。実は、隅田川に架かっている12の橋で、ライトアップのための工事が進んでいるんです。

※参考:

都政情報「隅田川橋梁群ライトアップ デザインの決定について

 

これもオリンピックに向けた施策の一環で、隅田川を美しく照らす光景を新たな観光名所にするために計画されたそうです。

 

引用:建設新聞

https://www.kensetsunews.com/web-kan/125701

 

というわけで、すでに工事が終わっている新大橋(しんおおはし)へ。

オレンジと白の鮮やかなデザインが、空に美しく映えていますね。

 

 

新大橋は、1694年(元禄6年)に架けられた隅田川3番目の橋で、その後3回、架け替えられています。

 

親柱(オレンジ色の柱部分)に、昔の橋を石板にしたものが掲げてあるので、訪れた際にはぜひ、ご覧ください。

 

 

ライトアップ用の照明は、橋を囲むように6箇所に設置されています。

(下の写真の右下部分です)

 

 

今回は残念ながら夜までいることができなかったのですが、夜になるとこんな風にライトアップされるそうです。

 

引用:江東区Twitter

https://twitter.com/city_koto/status/943436475990917120

 

建設好きならずとも、うっとりしてしまう素敵な光景ですよね。

 

ちなみに、新大橋のお隣にある清洲橋でも、ライトアップの工事が進行中。

 

 

工事の状況はもちろん、2つの橋がライトアップされる様子も、今後レポートしていきたいと思います。

ガードレールの秘密

今日は少し長めのお散歩をしていたのですが、ずっと道を歩いていて気になったのが、ガードレールです。

 

 

そういえば、きちんと調べたことがないなぁ…というわけで、調査してみました!

 

ガードレールは、車両用と歩行用の2種類があります。

 

引用:

https://gazoo.com/article/daily/170401.html

 

■車両用:

車が衝突しないように歩道まで突破しないように設置される。

実験で車をぶつけてみて、性能が担保されたものだけを使用する。

 

■歩行者用:

歩行者や自転車が路外や車道に転落したり、車道を横断するのを防ぐ。

耐荷重が基準値に達していれば設置できる。

 

どちらを設置するかは、各自治体が道幅、交通量、人通りの多さで判断して、決めるそうです。

 

車両用はさらに、7つの強度に分かれています。

 

引用:

http://qa.jaf.or.jp/drive/sign/20.htm

 

「ビーム」と呼ばれる横木が、山になっている部分が多いほど強度がアップ!折り曲げるだけで、強度が162倍以上になるんだとか。

 

たとえば、制限速度が遅い一般道ではC種、車のスピードが早く交通量も多い高速道路ではA種、高速道路の跨線橋では落下を防ぐためにSA種やSS種が使われています。

 

歩行者用には明確な分類はないのですが、2004年(平成16年)国交省により「景観ガイドライン」が設定されたことにより、安全性を保ちつつ、景色や街並みと調和した色や形のガードレールが増えたそうです。

 

東京都では、冒頭で紹介したような「緑+東京都のマーク」のものをよく見かけますが、他の県や街にはどんなガードレールがあるのでしょうか?

またひとつ、お散歩での楽しみが増えました。

古き良き伝統と先代の想いを受け継いだ「正金アパート」

お散歩の途中に見つけた、素敵な建物。ビルの入り口には、「正金アパート」という表札があります。これが建物の名前のようです。

 

実は今、自分で住む部屋を探していて、おしゃれなマンションにはどうしても目が向いてしまいます。

 

 

入居者募集中だということで、さっそく不動産屋さんに電話をしてみると、日を改めて、内覧をさせていただけることに。

なんと、最上階が空いているとのことで、13階を見せていただきました。

 

おしゃれで広々としたキッチンに、

 

高い天井のリビング・ダイニング。

梯子を登ると、ちょっとしたパーティーができそうな広いロフトもあります。

 

さらに、子供部屋らしきものを発見!

床にはふかふかのじゅうたんが敷いてあって、思わず寝転がりたくなってしまいます。

 

 

外観以上に素敵なお部屋を見せてもらい、大満足。

エレベーターで1階まで降りて、エントランスをもう一度ぐるっと見渡します。

 

入ってきたときには気づかなかったのですが、エントランスの壁に、古い写真や設計図らしきものが、きれいに並べられています。

 

 

写真が残してあるということは、「正金アパート」は有名な建物なのでしょうか?

 

こうなったら、建設好きとしては調べずにはいられません。

 

手元のスマートフォンで「正金アパート」と調べてみると、意外なことに、たくさんの情報が出てきました。

 

もともとは昭和6年に建てられた賃貸マンションで、当時も「デザインがおしゃれ」ということで、近隣の人々から愛されていたそうです。

 

引用:

http://www.kyoei-realty.co.jp/syokin/equipment/

 

老朽化に伴い建て替えをすることになったものの、建物をとても大事にしていた先代のオーナーの想いを受け継ぎ、「正金アパート・第2章」として生まれ変わらせることにしたそうです。

 

なるほど、デザインにこれだけこだわっているのは、こういう経緯があったからなのですね。エントランスに古い写真が掛けてあったのも、納得です。

 

良き伝統は残しつつ、新しいものも積極的に取り入れていく。

 

こういう姿勢が、建物や、街や、人々を、どんどん豊かに成長させていくのかもしれませんね。

ビルの屋上を上から見られる!丸ビルのレストランフロア

昨日のブログ記事で予告した通り、丸ビルの中をご紹介する予定なのですが、その前に、建物について簡単に説明しておきたいと思います。

 

旧丸ビルは1923年に建てられ、戦前までは「東洋一のビル」と言われていました。丸ビルは昔から、超高層ビルだったんですね。

 

その後、1999年に取り壊されて、2002年に現在の丸ビルが完成。地下4階、地上37階、高さ179.2m。新丸ビル(197.6m)には少し負けてしまいましたが、日本で屈指の超高層ビルであることは間違いありません。

 

そんな丸ビルの目玉は、なんといっても吹き抜けの高い天井です。

 

一階のエントランス部分に巨大なスペースがあり、クリスマスには天井いっぱいの高さのクリスマスツリーが飾られます。

(11月後半には飾り付けがはじまるので、時期がきたら、レポートしますね)

 

 

吹き抜けを囲む通路には、ソファが置いてあり、

 

 

外を眺めたり、建物内部の構造や天井部分をたっぷりと観察することができます。

 

 

あまり知られていないスペースなので、休日でも人目を気にせず、のんびりと過ごすことができます。

 

もうひとつ、丸ビルでぜひとも訪れてほしいのが、35階・36階にあるレストランフロアです。

 

丸ビルは37階が最上階なので、ほとんどてっぺんに近い場所。エレベーターで一気に36階まで上がって、そこからエスカレーターで35階に降りると、

 

 

またしても、吹き抜けの高い天井がある巨大なスペースが現れます。

 

窓からは皇居や東京の街を見渡すことができ、

 

 

ふだんは決して見ることができないビルの屋上も、こんなに間近で観察することができます。

 

 

景色よりも、こっちの方が気になって仕方がないのは、建設好きの性ですね。

 

3日間に渡ってお届けした、丸ビル&新丸ビルの探検はいかがでしたでしょうか?

 

超高層ビルといえば、新宿や横浜にもたくさんありますよね。夏休みには少し遠くまで出かけて、建物や街を調査してみたいと思います!ぜひ、お楽しみに!

超高層ビルにあるオアシス

昨日の続きで、新丸ビルのおすすめスポット2つ目をご紹介したいと思います。

 

新丸ビルは、地下4階、地上38階、高さ196.7mの超高層ビルですが、商業施設があるのは7階まで。一般の人は7階までしか行くことができません。

 

その7階にあるのが、建物の周囲をぐるっと囲むようにつくられたテラスです。

 

 

エスカレーターを降りて、すぐ目の前にある自動ドアから外に出ると…

木陰に沿って、たくさんのテーブルと椅子が並べられています。

 

 

こんな素晴らしい景色の中で、友達とおしゃべりをしたり、ひとりで読書をしたりできるなんて、最高ですよね。

 

 

たっぷりと景色を楽しんだところで、次は丸ビルに向かいます。

雨が降っているときは、やっぱり地下道が便利!というわけで、いったん地下までエスカレーターで降りていきます。

 

ゴディバが見えたら右に曲がると、

 

 

建物の中に通路があります。ここをまっすぐ進んでいきます。

 

 

途中の道を右に曲がると、以前のブログ記事で紹介した行幸地下ギャラリーに行けます。

 

 

ここを通り過ぎると、丸ビルに到着!この看板が目印です。

 

 

新丸ビルの約5年前、2002年に開業した丸ビルですが、建物内部はどのようになっているのでしょうか。

 

続きはまた明日!丸ビルの魅力をたっぷりお届けしたいと思いますので、お楽しみに!

新丸ビルを探検!

海の日を加えた3連休は、あいにくの雨。ということで今日は、建物探検をするために東京駅へ。目的地は、丸ビル新丸ビルです。

 

丸ビル(左)と新丸ビル(右)

 

外観が似ているので、地上から入るときは要注意。東京駅から歩いてくる場合には、右側が新丸ビル、左側が丸ビルになります。

 

頭ではわかっていても、私はなぜかいつも間違ってしまうので、たいていは地下から建物に入ることにしています。

 

新丸ビルの目印は、スターバックスコーヒーとゴディバ。

 

 

丸ビルにもスターバックスはあるのですが、ゴディバが向かい合っている方が新丸ビルです。

 

もうひとつの目印が、建物内部の装飾です。

上を見ると、高い天井ときれいに配置された照明が目に飛び込んできます。

 

 

これは丸ビルにはないものなので、絶対に間違えようがありません。

 

ちなみに新丸ビルのデザインは、イギリスのホプキンス・アーキテクツが担当しており、ヨーロッパ風の格式高いデザインが基調となっています。

(ホプキンス・アーキテクツは、東京ミッドタウン日比谷のデザインも手がけています)

 

天井近くの装飾や、

 

各階のエレベーター付近に置いてあるソファまで、

 

すべてが建物と調和するデザインで統一されています。

 

こうやって建物内部を見て歩いているだけでも楽しいのですが、ぜひ、見て欲しい場所が2つあります。

 

ひとつが、3階のエスカレーター横にあるスペース。

 

 

天井の高さが伝わりますでしょうか?

なんと、3階〜5階まで吹き抜けになっているんです。

 

さらに右側は全面ガラス張りになっていて、東京駅を一望することができます。

 

 

もうひとつのおすすめスポットも景色が素敵な場所なのですが、少し長くなってしまいそうなので、また明日の記事でご紹介させていただきますね。

クレーン車?それとも…?

今週は建設機械を見かけることが多く、一週間ずっとワクワクしながら過ごしていました。今日、見つけたのはこちらの機械。

 

 

一瞬だけ路肩に寄せてあったようなのですが、見たこともない建設機械だったので、思わず写真を撮ってしまいました。

 

上の方にアームのようなものがついていることから、クレーン車かな?と思っていたのですが、詳しく調べてみると、「コンクリートポンプ車」という建設機械でした。

 

私が見つけたものは、Putzmeister(プツマイスター)というドイツの建設機械製造会社が生産・販売しているもののようです。

 

ここで気になるのが、コンクリートポンプ車とは何をする機械なのか?ということ。

 

極東開発工業株式会社のホームページに掲載されている動画を見ていただくと、とてもわかりやすいです。

 

http://www.kyokuto.com/hataraku/webm/cp_mv.webm

 

この動画によると、

▼生コンクリートがミキサー車で運ばれてくる

▼後部にある「ホッパー」という部分に、ミキサー車からコンクリートを入れる

▼強力なポンプなどで圧力をかける

▼パイプを通して、高い場所や遠いところにコンクリートを送る

…という仕組みになっています。

 

 

クレーン車のアームだと思っていた部分は、ブームと呼ばれていて、11m〜最大36mの高さまで伸ばすことが可能だそうです。

 

コンクリートポンプ車があるおかげで、超高層ビルやトンネルなどの工事がスムーズにできるんですね。

 

次回はぜひ、実際にブームが動いているシーンを見てみたいものです。やっぱり建設機械は、働いている姿が一番かっこいいですから。

駅のホームに透明エレベーターが多い理由は?

最近よく、駅で「エレベーター設置工事」をしているのを見かけるのですが、新しくできるエレベーターって、透明のものが多い気がしませんか?

 

 

エレベーターの中の構造を見れたり、箱が上がってきたり下がってくるのを見ることができるのは、建設好きには嬉しくはあるのですが…。

 

そもそも「なんで透明にしたのか?」が気になってしょうがない!

 

というわけで今回は、透明エレベーターの謎について調べてみました。

 

JRや東京メトロなど鉄道会社の公式なコメントは見つけられなかったものの、専門家によると、透明にしている理由は主に2つあるそうです。

 

(1)安全上の理由

エレベーターのサイズは大きいもので2.5m×2.5m。

ホームの見通しが悪くなったり、エレベーターの角を曲がるときに出会い頭でぶつかったりということを防ぐ。

 

(2)防犯上の理由

エレベーターのような閉鎖的な空間は、ひったくりなどの犯罪が起きやすい。犯罪を防ぐという目的もある。

 

どちらも納得!の理由ですね。

それに、透明にすると明るくておしゃれなイメージになって、見栄えもいい気がします。

 

さらに「透明」つながりで調べていると、JR日立駅が「究極の透明建築」と呼ばれているのを発見!

 

引用:Wikipedia

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%AB%8B%E9%A7%85

 

駅舎には、太平洋を一望できる展望台や海の上に浮く透明なレストランもあるとのこと。ぜひ一度、見てみたいものです。